回想(ウラジミールを超える)2013/08/22

6月28日

昨日は電気のつかない宿に宿泊した。宿泊できただけでもよかった。
朝出発の準備をしていると腰に刃渡り30cmはあるナイフをぶら下げたライダーが出てきた

彼は英語が話せた。ロシア人にしては珍しい。彼にモスクワを安全に通過できるルートを相談する。
かれはウラジミール という町から北上してサンクトペテルブルグを目指すべきという。この後、途中のカフェーでトラックの運転手と相談してモスクワ外観道路を通るほうが安全であると判断した。

彼はウラジミールから南に数十キロ行った町に住んでいるとのこと。近くに来たら寄っていきなさいといってくれたが幹線道路から外れると未舗装道路を走らなくてはならない。丁寧に断った。

X氏

町を出るといつもの平原道路である。
平原道路

6月29日
午前中ニージェ・ノウゴドロの町を通過する。この町はソ連時代はゴーリキといった町である。オカ川を渡るとき大きな教会が見えたが車を止めることができない。

午後ウラジミールの外環道路を通過する。ウラジミールの中心部には有名な教会があるが市内に入るのは大変だ。敬遠してバイパスを走る。

6月30日
モスクワの外環道路に入る。原生林を切り開いた道路である。
モスクワ外観道路

午後ドミトロフという大きな街に入り込んだ。通信会社のMTSの看板が見える。モデムのSIMを交換してもらう。交換直後はインターネットに通信できた。ところが州境を超えると通信速度が低下する。夕立に遭遇する。

夕方遅く外環道路からサンクトペテルブルグへ向かう道路に入る。 
雨の中宿を探す。

7月1日
雨の中を走行する。早めに宿を探し宿泊。

7月2日
午前中雨。出発を遅らせる。
途中のカフェーでコーヒーを飲む。店の中に変なものが置いてある。店の女の子に聞くとこれが伝統的なペチカとのこと。

ペチカ

夕方遅くサンクトペテルブルグに到着ホテルを探す。一軒目は断られ二軒目でOK。

回想(ペルミを超える)2013/08/21

6月26日
ウラル山脈の宿を出て数時間走ると丘陵地から平野部に出た。州境みたいな標識があった。行き先に経由地のペルミの文字が見える。距離160kmとなっている。

標識を読むと州境でなくペルミ県の標識のようだ。ここはヨーロッパロシアになるのであろう。
ペルミ県

遠くに見える集落もシベリア地区に比べ小奇麗な家が多くありそうだ。
集落

ペルミの町を通過するとき道を間違えて市内に入り込んだ。方向を見失うしどこにいるのかわからない。大勢の人にモスクワ方面の道を聞きまわる。

一時間ほどさまよってやっと脱出できた。朝のうちは天気が良かったが夕方雨が降り出した。急いで宿を探す。

6月27日
いい天気である。朝焼けがきれいすぎる。このような日は午後気温が上がり入道雲が出来やすいのが経験でわかる。
朝焼け

おまけに月もきれいすぎる。

月

宿の息子のバイクがあった。重量320kgとか。わたしのバイクの2倍だ。倒したら数人がかりでないと起こせないだろう。水平対向のエンジンである。ドイツのBMWのエンジンをコピーしたのかもしれないな。
宿の息子のバイク

同宿したフランス人ゴートハイアー氏のサイドカーである。1969年製のBMWのエンジンを積んでいる。モンゴル方面に旅行するそうである。彼の話によれば私の250ccのバイクではフランスの片側5車線の高速道路では馬力不足で安全に走れないとのこと。

フランス人ゴートハイヤー氏

午後予想したとおり夕立となる。宿探しに苦労する。客室の電気が点かないので客を取ってなかった宿に無理を言って宿泊させてもらう。電気が点かなくても11時半ころまで明るいので困らない。

回想(ウラル山脈に入る)2013/08/20

6月24日
毎日平原を走る。変化のない景色ばかりだと写真を撮る気が起きない。夕方チュメニの町を通過する。町の中には大きな道路があり車の数も多い。

中学生のころチュメニには油田があることを教わったが現在でもロシアの資源産業の屋台骨となっている。

道路に沿って日本車、ドイツ車の大きな販売店が並んでいる。いままで見たロシアの都市では一番活気があり近代化が進んでいる。

高層マンションが立ち並ぶ大きな街だ。高速道路みたいに走る中で車を止めて写真を撮る余裕がない。標識を見て町を出るのに必死だった。

町を出てほっとして走っていると、後ろにバイクがついてきている。私のバイクを追い越すとき手を挙げて挨拶していったが、バイクの後ろにJマークが見えた。
日本のバイクだ。後部に女性が乗っていた。おそらく夫婦連れであろう。

平原を走る

スコープ映像では

スコープ映像

横を撮影する
平原

6月25日
本日はウラル山脈を越える予定だ。
宿の窓から民家を写す。このような家がシベリアの平均的な家屋である。

民家

エカテリンブルグを通過する。この町も高層マンションが立ち並ぶ大きな街である。
チュメニと同じ写真を撮る余裕がない。

午後ウラル山脈に入る。山を越えるのでなく丘陵地をいくつも超えるようなものだ。州境にモニュメントがあるはずであるが発見できない。
ウラル山脈越えの途中


ウラル山脈の幅は200km以上ある。途中の宿に泊まる。

回想(オムスク通過)2013/08/19

6月22日
西シベリアの平原をひたすら走る。空気の湿度が低く空がきれいだ。
月もはっきり見える。

付がきれい

夕日が地平線に沈む

夕焼け

泊まった宿
宿

6月23日

昼ごろオムスク通過。途中の食堂に大きな熊がいた。
熊

平原の道を走る
平原


回想(ノボシビルスクへの道)2013/08/18

6月20日
いい天気になる。見慣れた風景が続く。
風景


山道に差し掛かると。白い雪のようなものが舞っている。見ると白い房をたくさん付けた木が立ち並んでいる。
綿の木

近寄ると白い房をたくさんつけて風で綿みたいなものが散っている。
綿の木

6月21日

ノボシビルスクを通過する。
オビ川の橋を渡る。写真撮影をしていると警官に注意される。ここは駐車禁止で撮影禁止とのこと。
オビ川

橋の下流は

オビ川下流

橋の上流は

オビ川上流