回想(チタへの道、その三) ― 2013/08/10

6月6日
雨の中を走る。早めに宿を見つけたいと思っても見つからない。夕方かなり大きい町が見えてきた。カフェに立ち寄りホテルをやっているか尋ねるが、やってないとのこと。
カフェの人に聞いた場所に行ってみてもホテルではない。途方に暮れているとロシア人がホテルに案内してくれるとのこと。道路から離れた住宅地の中のホテルに案内された。
寝るだけの施設であるが、買い物したいというと宿の主人は1kmほどはなれた商店(マガジン)に車で案内してくれた。
缶ビールと韓国製インスタントラーメンを買い込む。
夕食後バーニア(ロシア式サウナ)を使わせてもらう。ペチカの煙突(直径70cm)がペチカの後ろの部屋に露出しており、その熱で部屋を暖める構造となっている。
バーニア

入り口のバケツの水に白樺の枝を浸し体をたたくのが作法とか?枯れた葉っぱの枝しかなくたたくのは取りやめ。
バーニア内部

夜遅く宿の主人がロシア人を連れてきた。相部屋をお願いするとのこと。彼の名ははウラジミールと言い、ボルガ川沿いの都市ロストフから来たとのこと。
ウラジオストックから船でカムチャッカ渡り縦走しての帰りだという。ロストフまで7日で帰るということは一日1000kmほど走らなくてはならない。
わたしの3倍走ることになる。ということは毎時100kmで朝から晩まで走るのだろう。

6月7日
出発の準備をするウラジミール君と宿の主人
ウラジミール君

天気は快晴だ。わたしが走っていると後ろからウラジミール君が挨拶して追い越していった。
道は大平原にまっすぐ伸びている。牛が道路を横切ることがあり、ストップさせられることもあった。大きな角をはやした牛ににらまれると怖い思いをすることになる。

牛の排泄物が道路に残っているのを踏んだらスリップの危険があり、注意が必要だ。途中のカフェで朝飯を食べる。カフェの経営者は東洋系の顔をしている。この大平原ではモンゴル系と考えるべきであろう。
大平原の道

チタの入り口にくるとモニュメントが立っている。辞書を引くと「人を愛せよ、神に感謝」みたいなことが書いてある。町の入り口の標識ではなさそうだ。
モニュメント


チタに着いたらバイクのオイル交換をしなくては。