市内見物2013/06/13

宮殿(お寺)
同室のドイツ人ウルフに見物の場所を相談すると、宮殿と国立博物館を推薦された。さっそく行ってみることにした。宮殿と称するものはお寺である。写真の建物の中に15メートルはありそうな巨大な大仏が鎮座でなく立っている。坊さんが数人お経をあげていた。
私も旅の無事を祈ってきた。

博物館は長い歴史を紹介するもので、特にジンギスカンの偉業についての紹介に力を入れていた。ジンギスカンはこの国にとって最大の偉人なのである。

しかし、その後は強国に蹂躙される歴史を経てきた。人口300万の国では強国の影響を受けざるをえない。文字も戦前はモンゴル文字が使用されていたが、現在はロシアと同じキリル文字である。

文字を失った国の悲劇が感じられた。

明日はロシアに戻る予定であるが、税関の開いている時間にたどり着けるかわからない。事故のないようのんびり行きたい。

バイク修理完了2013/06/12

ジンギスカン?
本日はバイク修理を行う計画であった。まずは情報収集が大切とモンゴル日本センターに顔を出し、日本語のできる職員と相談した。

大勢の職員が集まり、”ZIGZAG”という店に行くべきとのはなしであった。
さっそく店に顔をだし相談していると2人の日本人が来店した。その方は、かってH自動車工業に勤められていて、現在モンゴルで仕事しているとのこと。

その方は技術系でないので、日本で研修し日本語ができる人のいる整備工場を紹介するとのこと。
さっそくバイクを持ち込むと、整備する人が大勢集まり点検してくれた。原因は油でなく、以前にバイクを倒したときのクラッチハンドルのずれであるとのこと。

さすが、日本で研修したひとは違う。すぐに原因を見つけ出してくれた。
料金はと聞くと無料でいいですよとのこと。ありがたい。そのほかにもブレーキ調整などしてもらった。

というわけで、懸案が解決しました。本日も大勢の人に助けられました。
モンゴルは家畜を見回るのに十数歳の子供が馬にまたがり、仕事をしています。反面バイクで家畜を追っている人もいます。馬にまたがって仕事している少年は恰好がいいですね。でもそのうちバイクになるでしょう。というわけで、モンゴルにはバイクの技術者がいるのです。

ロシアでは無理ですね。

修理を終わって飲んだビールがうまかった。

ゲストハウスは料金が安い、一泊千円で朝食付きである。
計3泊することにした。

朝からパックパッカーのドイツ人と同室になった。ゴビ砂漠のツアーに参加しないかと誘われたが、ツアーは2泊3日の予定であり参加しにくい。断った。

朝は別の部屋のロシア人にコーヒーなどをごちそうになった。
皆さん、心温かいひとである。

モンゴルは緑のじゅうたん2013/06/11

緑のじゅうたん
今朝はキャフタを出て国境に向かうが、見つからず何度も往復してやっと見つけられた。表示が一つもない。時間を一時間ほど無駄にした。

通関は1時間程度で終わった。バイクの強制保険もかけた。
雲一つないいい天気で、一気にウランバートルを目指すことにした。

ウランウデ近辺は平原の色が枯草色であったが、ウランバートルに近づくにつれ緑色となった。ウランバートルはずいぶん暖かい。草の芽を吹くのも早いのだろう。緑のじゅうたんである。きれいな山が次々に現れ、まるでパノラマを見ているようである。

世界中のバイク愛好家が一度は
走りたがる国であることは本当なんだろう。
ウランバートルに着いてからが大変であった。車が渋滞して動かない。
ゲストハウスを探すのに2時間くらいかかった。

ゲストハウスは安いけど大部屋である。ただし今晩は私一人である。

明日も泊まってバイク修理をやりたい。

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